30代キャリアを考える作業部屋

仕事と趣味に、時々挑戦

資格 ISMS審査員 取得・登録方法について

経緯

きっかけ

会社でPマーク事務局として活動をしており、2年に1度の現地審査があります。準備や対応がなかなかボリューミーで、当日は1日MTGルームに缶詰状態となり、質疑応答をやらなくちゃいけない。ときには、審査員から厳しいお言葉をいただきつつ、是正・是正・是正。。。
そもそも審査員とういのは、どうやったらなれるんだろう?と、ふと思ったのがきっかけでした。

Pマークのセミナー参加や審査員の資格などを調べていくうちに、ISMSという認証を知りました。というか、世の中には認証が沢山あり、審査員もそれだけ存在してます。QMS、EMS、ISMS、OHSMS、FSMS などなど。

PマークとISMSの違い

Pマーク:個人情報のみが保護対象で、全社に影響。
ISMS:個人情報を含む企業全体の情報資産が保護対象で、取得範囲が選択可能。

個人的には、どちらの審査員もあった方がキャリアにつながると思いつつ、まずは知識が少ないISMSから取得をしようと動きました。
Pマーク審査員はいずれ取得するつもり。

資格基準

www.jrca-jsa.or.jp 詳細は上記の情報セキュリティマネジメントシステム審査員の資格基準を参考。

要約すると、以下5つが必要。

  1. 実務経験(情報技術分野4年、情報セキュリティ分野2年)
  2. 審査員研修コース修了(外部研修)
  3. 教育・訓練(大学教育と同等なレベルの専門教育又は訓練修了)
  4. 審査員の倫理遵守
  5. 申請登録料

私のキャリア的には、実務経験や教育・訓練などは問題なかったのですが、一番大変だったのが、審査員研修コース修了でした。。。

審査員研修コース

こちらは外部研修になるので、ISMS審査員研修と検索すれば、様々なところで研修を行っています。 こちらの研修でハードルが高いと実感したのは、

  • 高額であること
    • 税込22万円であり、取得するには覚悟がいる金額。。。 私は会社の教育費用で補いました。
  • 平日の朝から晩まで5日間缶詰状態であること
    • こちらは研修先により6日間(前半と後半でそれぞれ3日間に分割)やリモート研修(一部)がありますが、忙しいサラリーマンにとっては厳しい。。。リモート研修でも内職できる状況ではなく、ディスカッションや質疑応答などもあります。(審査員としての態度も評価対象となります。)
  • 最終試験対策が短いこと
    • 5日間連続講習の最後に出題範囲全て。。。講義資料・メモの持ち込みOKではあるものの、平日の復習・見直しが出来るのかがポイントとなる。

審査員研修コースの合格ポイント

なんやかんやで合格した私としては、抑えておいた方が良いポイント。

  • 付箋・マーカー
    講義中に試験に出題されるポイントを講師の方が言ってくれます。その部分を聞き漏らさず、付箋とマーカーすること。その部分をひたすら復習。

  • 授業態度
    態度が悪い場合、最終試験に受験資格がなくなるため、当たり前ですが居眠りなどは厳禁。模擬審査やディスカッションなどで、審査員として適切な対応が取れているか、講師は確認しています。

  • 仕事の調整
    意外とこれが重要。講義中や講義終了後に、メール・チャット確認・返信、緊急対応(こういうときに限って起きる)などがありましたが、乱されます。復習や見直しの時間が少なくなり、5日間連続講習の場合、合格できていたかどうか。。。私は6日間(3日間ずつ前半と後半で2週に分けて受講)で、土日に復習などが出来たのが良かった。

再試験

1回は有料で可能。確か5,000円から1万円。

審査員登録方法

https://www.jrca-jsa.or.jp/datas/media/10000/md_5602.pdf

www.jrca-jsa.or.jp
詳細参考はこちら

提出書類

新規登録申請における提出資料第I章 各種申請及び届出の手続き>審査員補(新規登録)を参考

  1. 登録申請書[誓約含む](様式1-I)
    必ず押印。
    ロ-マ字氏名は、姓(すべて大文字)、名(頭文字は大文字、他は小文字)の順に、原則としてヘボン式ローマ字表記(パスポートと同じ表記)で記入。
  2. 卒業証明書等の写し
    指定なし(私は直近6ヶ月以内
  3. 業務経歴書(様式2B)
    情報技術分野と情報セキュリティ分野のそれぞれを記載
  4. 研修コース修了証(合格証)の写し
    コンビニでコピー印刷を提出
    ※研修コース修了からすでに5年を過ぎている場合は再研修
  5. 払込み連絡票(様式8)
    新規25,300円
  6. 顔写真
    指定あり(直近6ヶ月以内 審査員カード掲載用の顔写真(縦45mm×横36mm、又は縦30mm×横25mm)の提出。原則として、正面、無帽、無背景、直近6ヶ月以内に撮影したものとし、裏面に氏名を記入
  7. 本人確認資料
    運転免許証、個人番号カード、パスポート、住民票、健康保険証等の写(私は運転免許証のコピー
  8. 領収書依頼票(様式13)
    必要であれば申請

支払先・提出先

新規登録申請における提出資料21.申請登録料の支払い及び申請書類の提出先を参考