DXとSXの関係性
きっかけ
上司より、DXとSXは関係性が高いからDXと絡めて、全社のDX・SXを進めて欲しいという要望がきました。情報システム管轄としてはDXは理解しつつプロジェクト進行しておりましたが、DXとSXの関連性というのは自身の考えや知見ではなかったため、情報整理しました。
サスティナブルとは
自分のイメージでは、「サスティナブル = 環境配慮」、という認識でしたが、色々と違ったため、情報アップデート開始。
分かったことは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」ということで、環境だけではないということ。これをベースに模索していきました。
サスティナブル・トランスフォーメーション(以下、SX) とは
wisdom.nec.com
「不確実性が高まる環境下で、企業が『持続可能性』を重視し、企業の稼ぐ力とESG(環境・社会・ガバナンス)の両立を図り、経営の在り方や投資家との対話の在り方を変革するための戦略指針」
要は、社会の多様な変化のなかでも、企業が生き残るため、社会(株主、消費者、従業員、サプライヤー、地域社会、環境等)が生き残るため、企業と投資家(消費者含む)が歩み寄る戦略という理解をして、以下2つの観点から、企業の戦略や施策、業務プロセスの検討実施が必要なのではないかという落とし込みとなりました。
DXとSXの関係性
ダイナミック・ケイパビリティ(企業変革力)
上記記事を読んで深まった。
SX戦略を実施するには、「企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)」が必要だと言われおり、具体的には以下の3つに分類され、これらの力を更に高めるためにはDXも必要不可欠であるということがわかりました。
感知力
より質の高いデータをより多く収集できる仕組み
業務のデジタル化が進み、顧客や商品のデータには、時代や社会の変化を映す貴重な情報含まれる。
捕捉力
変化の兆しを見逃さずに対処する仕組み
一見ありふれた、取るに足らない現象が、将来の大きな変化の兆しである可能性がある。
ビッグデータ解析や人工知能(AI)などを活用することで、事業環境の変化を可視化して傾向を探ったり、先に何が起きる可能性が高いのか正確に予測する。
変容力
更なる向上をもたらす仕組み
変化に対処するための手法も、過去の多くのナレッジの中から適切な類似手法を迅速に検索し、タイムリーに対処可能となった。量子コンピュータのような新しい技術を用いて、既存のコンピュータや人間の頭では試算できなかった組み合わせの更なる最適化も可能になる。
DXとSXの関係性
社会の多様な変化を生き残るため(社会課題を解決する製品・サービスを創り上げる)には、環境だけでなく、社会、ガバナンスも含め、答えを探し続けなければならない状況であり、その答えを探し続けるためには、ヒトの力だけでは時間がいくらあっても足りないため、DXという手段を用いながら、企業変革力を底上げが必要であるため、関連すると思った。